癌はバチが病に当たった…と言ったアスペ夫人
癌が発覚したときに、夫人は確かにそう言った。
少し苦笑いしながら
中華店で。
「バチが当たったのかしらね」と。
これは、私にとっては、とても深い意味がある。
空気が読めない
人の気持ちがわからない
人の話は聴かない
自分が一番正しい
人の好意は受けない
まさにアスペルガー症候群だと思っていた。それは正しいと思う。
それに自己愛が強いので、周囲は大変だったのですが、
どうも、根底には「解ってやってる」のが判った。
人に意地悪したり、嫌みを言ったりしているのは、病ではなく、解ってやっていたのだ。
だからバチが当たったと言うのである。
しかし、日々、人に対して敵対視して意地悪の振る舞いをするのは大変だったのだろうと思う。
分りやすく言うと、
アメリカから帰国していた姉と3ヶ月ほど一緒に住むことになった。
こたつで姉が本を読んでるとする。その姉の目の前を夫人は、またいで洗濯物を干しに行くというものだ。
他の部屋を回れば良いのに、あえて嫌いな人には意地悪をする。
嫌いというのは、お姉さんの性格的にまたアメリカ帰りなので、ズバズバ言う。しかも、ご主人は姉の肩を持つから嫌いなのだ。
しかも、嫌がらせは決まってご主人の居ない時にやる。
そういったことを数えきれないくらい私にもされた。
だから、夫人が癌になったのは、その報いだと思っているのか?
自覚があるだけ、まだいい。