何でもアスペルガーのせいにするなかれ。礼儀作法は人間の基本。
6月なかば。
アスペ夫人と接触せずに1ヶ月近くたった。
だいたい、アスペ夫人の失礼極まりない態度で傷ついた心が癒されるのは1ヶ月半ほどかかる。
深い痛手を負うと、やはり立ち直るには時間がかかるのだ。
やっと心の傷が癒えてきたので、ご主人のリハビリになると思い自治会の畑のジャガイモ掘りに誘った。
2家族分申し込んでおいた。私もアスペ夫妻も二株づつ掘れる。
収穫は五キロほど。大豊作だ。
集合場所では、バターを乗せた蒸かし芋と冷たい麦茶が参加者に振る舞われた。
ご主人の皿を見るともうほとんどない。お腹も空いているのでひとつでは足りない様子だったので
私「もうひとつもらってくるね」といって、列に並んだ。
アスペ夫人は、まったくご主人に関心を持っていないのか、お茶をもらう様子もなく、ひたすら芋を食べている。
普通であれば、私がお代わりをもらおうと言えば、奥さんが「いえ、私がもらってきます」と席を立つのが当たり前だ。
アスペ夫人も並ぶのかなと思ったが並ぶ気配がない。仕方がないので、大きめの芋を頂いて、二人に差し出すと、
ご主人がひとつとり、アスペ夫人もひとつとって
「私はもうお腹いっぱい。帰ったら蒸かし芋をお昼にしようと思ってたのよ」と言う。
???!
普通なら
「あ~ありがとう!取りにいってくれて」ということだろう。
ところが、まったくお礼の言葉もなければ
「じゃあ、私お茶もらってくるね」と言う言葉もない。
またまた仕方ないので、お茶の列に並び、3つもらってきた。
要するにアスペ夫人は、まったく動かない。ベンチにご主人と座ったまま、芋やお茶をひたすら待っているのだ。
まるで子供が親が運ぶのを待っているようだった。
アスペルガーは空気が読めない、先が読めないという。
でもね、
芋掘りに誘ってくれて、参加料も私が払い、芋やお茶も運ばせて、
ありがたいとか、すまないとか
という気持ちがないのだ。
そんなのは被害とも思わないが、感謝やお礼の言葉など人間として最低限の礼儀はあると思うのだが。
何でも脳のせいにしてはいけない。礼儀作法は教えられ、また身をもって学ぶものである。
アスペ夫人は通過儀礼がなかったのか?
昨年11月10日の日記から
アスペ夫人に、ご主人がいつから浮腫が出たのか?と聞くと
2月に姉がきてご飯を2杯食べてたので、自分も2杯食べるようになり、自分の体重が三キロも増えてしまった。
本当は体重が○キロだけど、三キロも増えて体が重くなった。
…から始まり、何度もご主人の体調の変化を聞いても、アスペ夫人は自分の話しかしない。
やっと聞き出したのは・・・
2月にお姉さんがきて、三度三度ご飯を食べるようになり、食べる量が増えた。
4月頃、金銭的に安定し、ご主人の食べる量も増えた。
7月頃、急にご主人の体重が三キロ減ったので、三キロ戻そうと、たくさん食べさせた。
10月初旬に定期検診で、アルブミンが下がり、浮腫が出て、緊急入院となった
★★★
以上が、当時の日記である。
要するに2016年の2月頃から、食べる量が急激に増えた。
4月からは、日記にはなかったが、アスペ夫人によると、今まで、朝食以外家で食事をとることはあまりなく、
ご主人は自宅での仕事が増えたため、ここぞとばかり、ご主人にご飯を食べさせたと言っていた。
もともと、小食であるご主人は、急に大量の食事を食べるはめになり、内臓に負担がいったのだと思う。
その予兆は7月。一気に体重が減ったという。
たぶん、腎臓や腸など消化する器官がダメージを 受けたのだろう。
そして、減った体重を取り戻そうとしたアスペ夫人は、もっと食べさせたという。
2倍、3倍の負担が内臓にかかってしまったのだ。
そして10月にはネフローゼに陥る
よくよく考えると、恐ろしい話である。
嘘をついてまで優位に立ちたい!アスペ夫人
5月の水曜日。
なぜ水曜日が重要なのか?
というのは、水曜日の朝、アスペ夫人から謎の電話があったからだ。
電話で、アスペ夫人は「主人は月曜日に管が取れたんですよ!あらっ?主人から聞いていませんか?」というものだった。
どういうことかというと
ご主人は、盲腸から腹膜炎を起こし、腸から膿をとるために、腸にチューブを取り付けていたのだった。
退院し大分良くなってきたので、いつ外すかという話となり、アスペ夫人によるとそのチューブは月曜日に病院で外したというのである。
ご主人は何も言ってなかったなぁと思いつつ、わかりました、と受話器を置いた。
そしたら、都合よくご主人からメールが入った。
「本日、菅がとれる予定」
アレレレ・・・???
今日は、水曜日ですよね~。
アスペ夫人は、すでに月曜日に菅を外したと言った。でも、ご主人は本日という。
ご主人は私に嘘をつく理由がない。ただ予定を知らせてきただけだ。
この状況からアスペ夫人は口から出任せの嘘をついたことになる。
では、なぜ嘘をつく理由があったのか?
前からの投稿で書いてきたことだが、アスペ夫人は何でも人への対抗意識、対立する特質がある。
こちらはまったく、そういった意識がないので、いつも驚かされるのであるが、考えてみると、アスペ夫人はいつでも、どんな時でも私より優位な立場でいたいのかな?と思う。
アスペ夫人の気持ちは「主人の病状や入退院のスケジュールは、私のほうがよく知ってるのよ!」ということなのかな?
でも、それで優位に立てるとは思わないし、奥さんが優位に立つという意味が不明だ。そしてそんなことしても無駄な努力だと思うのだが。
アスペルガー症候群にはないなぁ、この例は。
驚き!「食事制限してます」と嘘をつくアスペ夫人!!!…
昨日の快気祝いのときに、
居酒屋のご主人が食事制限についてアスペ夫人に聞いた。
すると、驚いたことに、いつもと正反対を言ったのだ。
アスペ夫人「食事制限してますよ。タンパク質や塩分など」と言った。
あれれれ~??
いつもは
「夫は小食で、食べる量が少ないから食事制限はしてません!」と言ってるのに、酒屋の親父には、やってると嘘を言う。
そしたら酒屋の親父は突っ込んで
「問題はカロリーだよね、制限カロリーを越えなきゃいいんだよ、それ以下なら大丈夫だよね」と言った。
普段、カロリー制限してないアスペ夫人は黙り混んでしまった。
先だっても栄養士が果物を今の3分の1にしろと言ったが、たぶんアスペ夫人は、守っていない。そんな状態なので、酒屋の親父と会話が続かなくなってしまった。
夫の料理に先に箸をつけるアスペ夫人
退院祝いをしようということで、近所の居酒屋に繰り出す。
もちろんアスペ夫人とご主人と私の3人だ。
ご主人はウーロン茶で乾杯。
いつも、ことシチュエーションで困難を極めるのは
アスペ夫人が、人が頼んだ料理を先に食べてしまうこと。
どういうことかというと
アスペ夫人は、食べ物に関しては貪欲。
とにかく「温かく、美味しいうちに食べる」というのがアスペ夫人のモットー。というか生き甲斐。
昨日はご主人が注文したハンペンをアスペ夫人が先に食べようとしたので、それを阻止したのだ!!
ご主人だからではなく、もし知人や友人であってもそうしただろう。
それはどういうことかというと
居酒屋のカウンターには、奥から、ご主人、アスペ夫人、私の順で座った。
運悪く、板前さんの前の席がアスペ夫人となってしまった。
あらら、これは、大変!
料理は必ずアスペ夫人の、前を通過することになる!!!
店の常連さんが朝釣ってきたイカの刺身をサービスで出してくれた。
透き通った、少し黄のかかった美味しそうなイカ刺し!入院中、生物は食べられなかったご主人には、素晴らしいプレゼントだ!
と思いきや
イカ刺がアスペ夫人の目の前を通った瞬間、パクッと食べてしまった!!!
わっ!と思った。
「先に頂いていいですか?」などの言葉はなく、
瞬間技、本当に素早かった。
しかも夫に先に出すべきを、自分が先に食べてしまう無神経さ!!
そう思いながらも、宴を進めていると
今度は
ご主人がハンペン焼きを注文した。
板前さんは、当然焼き上がったハンペンの皿をアスペ夫人の前に置く。
・・・とここまでは良いのだが、
ここからがアスペルガー症候群なのか?自己愛なのか知らないが…
アスペ夫人は、目の前に置かれたハンペンを食べようとしたのだ。
あっ~!ヤバイ!
私は、とっさにそのハンペンが乗った皿をご主人のほうにずらした。
そしてアスペ夫人に
「これは、ご主人が頼んだものだからね~!」
と言った。
アスペ夫人は、目の前をハンペンが通過するのを子供のように、じっ~と見ていた。
私には信じられないが・・・
本当に悔しそうだった。
とにかく、アスペ夫人は「温かいうちに食べる、新鮮なものは新鮮なうちに」という主義主張により、なんでも自分が先に食べようとするのだ。(理性を失うほど)
人が頼んだ料理も、先に箸をつけてしまうのだ。
しかも、とにかく早くバクバク食べるので、他人と食べているときは、あっというまに食べ終えてしまうのだ。
それで、一度、聞いたことがある
「食べるの早いですね」
そしたら
「あら!料理は温かいものは温かいうちに、新鮮なものは早く食べるのが一番美味しいのよ!そうじゃないとダメなのよ。私はそれが生き甲斐なの!」と言った。
まあ、ひとりの時や夫婦の食事はいいけど、他の人と会食する場合は、やはり、皆さんと歩調を会わせながら食べるのが礼儀。
でも、アスペ夫人は会話はせず、ひたすらパクパク食べるのである。食べ終わると、ふぅ~と息をついて、食った食ったと空を見るのだ。
端からみると、子供のようだ。
以前、アスペ夫人の姉と四人で鰻を食べに行った。
姉はアメリカに住んでいて、たまに帰国する。この時は10年ぶりだった。
それなのに、アスペ夫人は鰻をバクバク食べて、さっさとご馳走さまと、重箱にふたをした。
あとの3人はお話しながら、ゆっくりと食べていたが、あまりの早さにご主人が、たしなめてしたことがあった。
その時も「熱いものは熱いうちが美味しいの」と、確か言っていた。
アゼンとしたことを思い出した。
昨日は、やはりご主人に配慮すべきだった。人の頼んだものを先に箸をつけるという無礼さには本当に驚くし、退院祝いだから、食事には気を使ってあげるべきだ。
アスペ夫人は、やはり、脳の病気なのか、ジコチューなのか?わからないけど。礼儀は人間の最低限の生きる基本。
親や祖父母に教えてもらわなかったのかなぁ?
また、大人になる過程で自然と礼儀や作法は身に付くものだけどなぁ・・・不思議だなぁ
元の木阿弥にならないように、気を付けて治療して下さい
昨日、退院した。
帰り際にアスペ夫人
「これでやっと、夜中にテレビを見たりできるわね。前の病院は夜、テレビ見ても良かったけど、ここは9時以降はダメなのよ。辛かったわね~」
おいおい、どの病院もテレビは9時まで!
前の病院は、たまたま見逃してくれてただけ。
それに、ご主人、身体を壊した理由は、在宅の仕事で、こたつに座りっぱなしで、、昼夜とわず、仕事、食べて、寝てということを続けたからじゃないの?
しかも、普段の3倍も、ご飯食べさせ過ぎ!
アスペ夫人が勘違いしてるのは、夫のやりたいことをやらせること、食べたいものを食べさせることが愛情だと思ってること。
でも、それは愛情ではなく、自己満足だけ。
本当に夫の身を思えば、好きな食べ物も考えて、食材を変えるなどしないとね。
入院前に食べてたのは、ほとんど腎臓に良くない食材だったね。タンパク質多いタラコ、数の子、牛ヒレ肉などなど。
退院して、また、それをやるなら、また体調崩すから気を付けて下さい。
病院にタテついて、アスペ夫人の退院騒動
虫垂炎も良くなってきたので昨日退院した。
朝9時半、退院の時、看護士がアスペ夫人に薬や注意事項の書いた紙を渡していた。
でも、なにやらアスペ夫人は看護士ともめている。
どうも、インスリンを誘発する注射の器具が、前の病院とは異なるために、文句を言っていた。
文句を言うシチュエーションじゃないんだけど・・・
どうも、アスペ夫人は、人と話す時にけんかごしになってしまうんだね。私は慣れてるけど看護士は始めてだから面食らってた。
どういうことか整理すると
まず、「アスペルガー症候群は、変化を嫌う」ということをわすれてはいけない。
要するに、今回もらった注射器が、前の病院で使っていた注射器具と違うためにアスペ夫人はパニックになった訳だ。
それで看護士につっかかっていた。
ご主人にアスペ夫人が「これ、前のと違うのよ!ねえあなた、やり方わかるのっ!?えっ?やり方わかる?」と矛先はご主人に。
ご主人は沈黙
看護士は、なかば呆れて
「外科で(ご主人を)お預かりしただけですから、内科の薬は、前の病院でもらったほうがいいんじゃないですか?」と言って去っていった。
アスペ夫人「この病院は外科で(仕方なく)入ったのよ、内科は前の病院で診てもらうし薬だって前の病院じゃないと(信用できない)」と怒ってる
しかも、興奮しているから、食事前に打つインスリン注射と、1週間に一度打つインスリンを誘発する注射と混乱してる。
なので、私が注射器の説明をした。
私「この注射器具は、、メーカーが違うだけだから、わからないなら使い方を教えてもらえば?」
アスペ夫人は、納得しないし、怒りが止まらない。
そして、私は一言
「じゃあ、前の病院から注射器をもらえば?次に注射打つのは1週間後だから、早目に前の病院に予約したほうかいいんじゃない?すぐ予約とれないよ」
と言ったら
アスペルガー攻撃!!
「予約なんかしなくても大丈夫よ!」と反論(笑)
アスペ夫人は人のアドバイスに「そうね」と言えない(笑)。
その場を丸くおさめれば、コミュニケーションとれるのに…。
まぁ、それはいいとして、たぶん予約なしでいったら、超待たされて、また憤慨するんだろうなぁと想像する。
まぁ、そんなこんなの退院騒ぎになりました。
ふぅ~。
3人でエレベーターを降りたときにアスペ夫人の病院への最後ッペ
「こんなドロドロした胃の薬、家にたくさん残ってるのよ、こんなものいらないのよ」
私も最後に「胃の薬、液体だから飲みやすくていいんしゃないの?」と静かに言った。
言葉の裏は
「病院に対しては、夫の病を治してくれてありがとう。でしょう?病院や人に当たることはないでしょう。素直に感謝してね」
退院はめでたい、嬉しいことだ。
この騒動は、ただ単にアスペ夫人の脳の混乱にある
「注射器の形態が異なる」ことが原因だ。
この変化に対応できないアスペ夫人の病がパニックを起こしたもの。
病院も看護士にも申し訳ありませんでしたm(__)m