アスペ夫人と接触すれば災いのもと
アスペ夫人と疎遠にしておよそ2ヶ月たった。
桜も咲いたことだし、知人や姉夫妻も呼んで花見をすることになった。
もう、この頃には、アスペ夫人の攻撃や嫌がらせに私の心も癒えていた。
それが大きな間違いと後で気づくのである。
三どめの入院。病院でのこと。
アスペ夫人は、患者のベッド脇で、私がご主人にと買ってきた週刊誌のクロスワードに夢中だ。
夫そっちのけで、楽しんでいる。
私は、ベッドに臥せているご主人に話しかけた
「月曜日、血液検査あるって言ってたけど、一階の検査室に行くの?」
と聞いたら、いきなりアスペ夫人は
「ここで、やるのよっ!」と、貴女知らないの?とばかりにいきり立つ感じでいい放った。
私がびっくりして
「血液検査もベッドで、できるんだ。それは楽だね」と言った。
すると、アスペ夫人は今度は小声になって
「たぶん、ここでやるんだと思う・・・んだけど」
と弱々しく言った。
あれれ~?やっぱりね。確信はなかったんだ!
口から出任せってやつ。
アスペ夫人は看護師ではないから、血液検査の場所を知るわけがない。だから、すぐに答えを翻した訳だ。
それにしても、ただの雑談なのにアスペ夫人は私の言葉にひっかかってきて、すぐ反対を唱えるので閉口する。
検査の場所が大切なのではなく、ご主人が少し話さないと気持ち的にも復帰できないから、わざと話しかけた訳だ。
そういう人の気持ちの裏を読めないアスペ夫人。
本当に、一言しゃべるだけでも、対抗するので、アスペ夫人がいるところでは話が出来ない。
あと、2ヶ月やはり距離を置くべきか…
油断大敵…私の失敗
またまた、ご主人が入院となり、アスペ夫人もストレス発散したほうが良いと、情け心を持ったのが間違いのもと。
病院で、アスペ夫人に久しぶりに夕食を食べようと誘った。自宅近所の居酒屋さんなので、もちろんご馳走するつもりで。
おおよそ19:00に集合ということで、私は電車、アスペ夫人は自転車で店に向かった。
19:00には店に着いた。しかし、待てど暮らせどアスペ夫人は来ない。店の人にも、今、自転車で向かっていますから、と伝える。
そして、19:40やっと到着。どうも、自転車を家に置いて徒歩で店に来たようだ。
それならまだ我慢できるが、帰る途中にスーパーで買い物をしていたというのだ。
ええっ?
それなら電話1本くれれば良いのに、40分待たせたのに侘びのひとつもない。
しかも、アスペ夫人が会計を済ませてしまった!
こちらが誘ったのに、ですよ。
こちらの面子がない!!
人とのお付き合いのルールがあって、誘ったほうが出すという暗黙の了解がある。
しかしアスペ夫人は、社会やお付き合いのルールがわからない。
このトラブルは、私がいけない。
何故なら19:00集合、私がお金を払う、とハッキリアスペ夫人に言わなかったからだ。
アスペルガー症候群は言葉の裏や人の気持ちを読めないという。その典型的な出来事だ。
うっかりミスであった。
ご主人より奥さんのケアが必要なんじゃない?
とにかくアスペ夫人は、一方的にマシンガンのようにしゃべる。
そのほとんどは、聞いても仕方がないこと。よくアスペルガー症候群の解説にあること。
例えば、
★今日は、午前中病院に夫を見舞いに行った。
という話を
アスペルガー症候群の人はこうなる
★朝、起きて、ご飯を食べたんだけど、玉子かけごはんにしたの。コレステロール心配だけど、いいやと思って食べた。それから洗濯物をして、11時に家を出て、バスに乗り、駅まで行った。時間は11:30で、いつもは混んでるけど、早かった。それから駅からバス乗り継いで、病院に行ったのよ。
となる。
ほとんど必要ない話だ。聞く方も時間ももったいないし、迷惑な話が多い。
今、ご主人にケアマネージャーがついたが、その人が言う
「この前、リハビリ担当者との打ち合わせに、奥さんが来て、4月4日は結婚記念日だと言ったのね、打合せに必要ないことだし、ほとんどの話は聞いても仕方がないことばかりを長々としゃべる。先方の時間もあることだし、相手のことは考えられないのかな?」
と言った。
私は、それが発達障害なんですよ。と言いたかった。
そのケアマネが「ご主人より、奥さんのほうをケアしたほうがいいんじゃない?」と真剣に言っていた。
お腹からピゅーっと!
アスペ夫人のご主人が盲腸の悪化で、再再入院した。
病院からの帰りにアスペ夫人が言ったことにびっくり!!!
アスペ夫人の友人のH子さんは、夫人の宗教の師で、特殊な能力を持っているらしい。
そのH子さんの義理の父が腎臓病だった。お腹が痛くなってので、友人がオカジ(数珠玉で幹部を撫でる行為らしい)をした。腹の下のほうをオカジしたら、じわ~っと熱くなった。
手術室で友人は医師に「ここを切るといい」と言って、医師がそこを切ったら膿がピゅーっと出た。
と言う。
にわかに信じがたい。
手術室で医師がどこを切ったら良いかわからずに躊躇していることも、祈祷師が手術に立ち会うことも、また、切る場所を祈祷師が決めたことも・・・100%あり得ない!いや1000%ありえない!
久しぶりにアスペ夫人に会う。夫再再入院!
本日、16:30アスペ夫人から電話。
なんとなく、嫌な予感がした。
アスペ夫人
「今日、主人が緊急入院になったの。血液にバイ菌が入って、はい血腫になった。土曜日くらいから体調がおかしくなって!ここんとこ、いろいろあったでしょう~?」と意味深な言い方だ。
要するに土曜日に体調が急変したという。
アスペ夫人は何を言いたいのかというと、
前日の金曜日に仕事仲間が、ご主人を誘ってささやかな宴を開いてくれたのだ。
もちろん、ご主人は酒無し。
その宴に、アスペ夫人は呼ばれなかった。
その当て付けなのか、金曜日の宴のあとに体調が悪くなったのだと強調する。
ある程度歩けるし、リハビリにも通っている。食事もまうまあ大丈夫という回復ぶりと聞いているので、ご主人は友人の誘いを受けた。奥さんは普通は遠慮するわけで、誘われなかったからといって逆恨みするのもどうかな?
それから、4月3日にお花見をした。近所の友人知人と桜の下でお弁当を食べたりした。それも、アスペ夫人は快く思っていない。
私は、夫人の意味深な言い方で、それらのことが原因で体調がおかしくなったのかと一瞬、ぞっとした。
アスペ夫人は、たぶんその花見や宴会のせいで入院したと言いたかったのだろう。
要するに「家から出さない、出れば悪化する。私が家で徹底的に面倒見ていれば治るのだ」と思っているので、他人からの誘いを嫌っている節がある。
そんなアスペ夫人の変な言い回しを聞いたので、急に不安になって、病院に駆けつけた。
そして、18:30には病院に。
ナースセンターで医師から呼び止められた。
医師「実は盲腸の膿が出ていて、それを注射で抜き取る手術をします」と言う。
あれれれ??
も、盲腸??
アスペ夫人が電話で言ったのは、血液に菌が入ったという説明だった。しかも、「ここんとこ、いろいろあったからね」と言った。
①私主催の花見に参加したこと4月3日
②6日に初リハビリ。ケアマネが企画したもの。
③仕事関係の宴会4月7日
要するに、アスペ夫人が手掛けてない、イベントに主人が参加したから、菌に冒されたという訳だ。
だから、3つのイベントのせいだといいたかったようだ。
ところが・・・盲腸??
よくよく医師の話を聞けば、虫垂炎が悪化したのであり、疲れや無理して行動してなった病気ではないことが判明。
また、アスペ夫人によくよく聞けば、5日か6日くらいから具合が悪く、便秘、尿も出なかったらしい。
すると、友人の宴会から具合が悪くなったと言うのは、アスペ夫人の思い込み、言いがかりということになった。
アスペ夫人は、自分が宴に呼んでもらえなかったからその腹いせに私に責任を追わせようとしたのだ。
今までの経験上、アスペ夫人は、自分は悪くなく、他人が悪いという感覚を持っているので、何かあれば責任を追わされるなぁ~と思っていた。
結果、アスペ夫人が早期にご主人の盲腸に気づかず、放置していたという管理不行き届きということになりました。
38度という高熱が出たとのことで、土日で病院が先生が休みなので、月曜日に病院にいくことにした。というので
私が「土日でも、体調が変化したら病院にいったほうがいいよ。土日でも、医師はいるし、主治医も、いつでも来るように行っていたよね」と言った。
自分で判断してはいけないのだ。素人判断はだめです。
それから
何でも人のせいにすると、バチが当たります。
久しぶりにアスペ夫人に会い、驚いたり嫌な気分を味わいました!
病院に緊急避難した事実!
昨日、久しぶりにパートナーと仕事の話を含めて会った。
驚くことを口にした
2度目の入院の理由は、家での介護生活の破綻から、主治医になんとか入院させて欲しいと相談して、緊急避難したとのこと。
アスペ夫人の夫への過剰介護、過干渉などがエスカレートし、精神的に限界だったということだ。
過剰介護とは、完璧に介護しなくてはならないと思うあまり、箸の上げ下げまで指示してしまう。
そして、自分は完璧にできていないのでは?と被害妄想に陥る。
そんな状況だったようだ。
ここでとても重要なのは、『アスペ夫人は自分の介護のやり方を心配しているのであって、夫の身体を心配してる訳ではない』
ということだ。
だから、夫への過干渉により、夫の心身が疲弊しているなどとは感じないのだ。
自分のことが一番大切なのだ。
だから、なかなか夫の病気が好転しない。
アスペ夫人は興奮すると目がつり上がるとのこと。(私も経験あるが般若のような恐ろしい顔になる)
そして、怖い顔になってると注意すると、アスペ夫人は、はっと我に戻るそうだ。
そして、物忘れが激しい。
同じことを毎日忘れてしまう・・・。
薬を毎日忘れるらしい。
パートナー(夫)は一時は自分より、妻のほうが心配だったと苦悩を述べた。病床にありながら妻のことを心配するのは辛かっただろうと思う。
やっぱり・・・。
私が懸念していたことだ。
パートナーは、限界に気がついて病院に逃げ込んだが、この脳の障害によって無意識の犯罪がおきている事実。
アスペルガーは周囲が暖かい目で・・・などという甘い話ではないのだ。
人の命、人格まで狂わせる怖い病なのである。
テレビで大人の発達障害をやったけど・・・。
文句言うわけじゃないけど・・・
テレビのワイドショーで、発達障害をやってた。
ある主婦にスポットを当てていた。
結構、期待してたけど、やはりガッカリ!
一般的な情報しかなく、しかも「これって誰でもあるよね」という域。
とても深刻には描いておらず、精神科の医師が出てきて「まず知ることと周囲の理解」というちんぷな〆で終わった。
まぁ、実際経験してない構成作家か、若いディレクターがやってるら仕方ないけどね。
発達障害を「物忘れ」というふうに描いていた。
しかも、不燃物のごみ捨てを忘れるとか。
ええ~っ?ですよね。
カレンダーに書いておけば良いし、物忘れなどは誰でもある。そんな内容だから、コメンテーターも複雑な表情だったし、コメントも軽かった。
その主婦も、終始ニコニコして受け答えてるし、とても障害があるように思えない。しかも、引きこもりという。
引きこもりの人が取材にニコニコなんかできないよね。
せっかくの特集なのに残念だった。
もっと深刻な問題があるのに。
そして、周囲の理解だけでは、解決しない障害です。家庭内のことに終始してたけど
本当は地域や職場でも困ってることが多い。
そこを取り上げないのは、テーマの説得力がない。
取材力がないなと思ったのは
「人とのコミュニケーション」の部分。
例は、友だちとの飲み会で、一人がダイエットしてるんだ、といいその主婦が笑いながら「あまり効果がないから、やめたら」というシーン。ここは???。
発達障害の人は「あなた太ってるね」と直接的に言います。
発達障害の人は、人が嫌がることを平気で言います。
「その服似合わない」とかね。
だから、そのテレビのシーンも説得力なし。
マスコミの無責任さが、見えた番組だった。