突っ返された!!
突っ返す!
よく、表現されたり、使われる言葉だ。
ただ、自分は今までやったことはない。
モノを本人の目の前に乱暴に出す行為自体が失礼にあたるからだ。
しかし、突っ返されたことはある。
もちろんアスペ夫人からである。
乱暴に、行為として突っ返されたのではない。
気持ちとして、突っ返されたのである。
パートナーが入院中に何度もおきた。
というのは、いきなり入院となり、歯磨きやカップ
洗面器、タオル、携帯の充電器など揃えて病院に向かった。
そして、退院の日に
アスペ夫人が
「これ、ありがと」といって、充電器を突っ返されたのである。
借りたものは、一旦、家に持ち帰り、きれいにして、お菓子かなんか添えて返すものだ。
退院のときに返されても、こちらが荷物になるだけだ。
アスペ夫人は、持って帰るものが1つ減った。という感じだった。当たり前のように私に突っ返えしたのである。
アスペルガー症候群は、人の心の裏側とか、真意がわかりづらいという。
借りたものは、返すだけのアスペ夫人、感謝の気持ちが伴わない・・・。
アスペ夫人に対峙する恐怖
電話にせよ、対面にせよ、アスペ夫人と対峙する度に、心が傷つく。
常に人の言うこと、要するにアドバイスは聴かない。
アスペ夫人が、困っているというので、それに応えるようにアドバイスしても、受け入れないのだ。
例えば
「主人のカロリーが足りないの」と言うので
私が
「じゃあ、処方で手にはいる高カロリーのドリンクあるから」と言うと
アスペ夫人
「あっ、あれダメ、まずいの、病院で残ったのを持ってきたけどね~」
私
「そのまま飲むのはまずいらしいけど、加工すれば」
アスペ夫人
「シャーベットにしたけどまずかった」
私
「それをゼリーに加工したりして、食べやすくすれば?」
シャーベットはあまり美味しくないと、何かに書いてあった。
加工というのは、ゼラチンを入れてゼリーにして、その上に果物や生クリームで飾るということ。そんなふうにすれば、デザートとして食べられる。
すべてNOを突きつけてくるアスペ夫人。
このあたりで喋るのが嫌になるというか、ばかばかしくなる。
どんなアドバイスしても「そうね、ありがとう」が言えない。拒否することで、自分が優位に立ちたいのはわかるけど、こちらも時間があるので、遊びには付き合えないなぁというところ。
そして、アスペルガー症候群の方は、人に困ってるなどと相談してはいけない。
応えたほうが傷つくのがオチ!
来客中がどうしたの?
義兄が菜園をやっている。
ブロッコリーが、たくさんとれたから、アスペ夫妻にとどけてほしいと、野菜を渡された。
ちようど、姉夫妻と出掛ける途中だってので、渡すだけならいいやと、アスペ宅に寄った。
姉たちは車で待っていてくれた。
ピンポーン!ピンポーンと2度押して、少し待っても出てこないので、ドアノブに野菜をかけて帰ろうと思ったら、アスペ夫人が出てきた。
私「義兄が作った野菜です」と渡す。
すると
アスペ夫人は
「今、来客中で・・・」という。
???
意味不明!
来客中だから家に上げられない?
こちらも野菜を渡すだけで家に上がる気もない。
また、いつも用事がなければ家にあがることはしない主義。
何を思ったのか、追い返すような言い方
なんて失礼な対応なのかと思った。
こんな小さなことまで、人を嫌な気分にさせるのは
天才的!
本当に、アスペルガーは人の気持ちがわからないんだなぁと、つくづく思った。
送迎してくれて、当たり前。
3月4日(土)。10:00
パートナー退院。
知人のクルマで迎えに行く。
途中、アスペ夫人を乗せて病院に向かう。
後部席に座るが、病気の経緯やどんな体調かなど、なんの説明もしない。
黙って座っている。
知人は、忙しいなかを好意で送迎をしてくれているのに、ただの運転手みたいな対応だ。
まぁ、アスペ夫人にとっては運転手でしかない。
思いやりとか、感謝の気持ちがないのは、脳の障害のせい。
空気が読めない悲しさ
主治医が回診にきた
アスペ夫人が夫がいかに大変かベラベラとしゃべった。早口で何を言ってるかわからない
夫は終止黙っている。
聞こえたのは「主人はヘルペスになった。そして頭が錯乱して心配になった」と訴えている。
すると主治医は
「ヘルペスも副作用のひとつです。錯乱もそうです。いろんな症状が出ますが、慌てないで」とアスペ夫人をたしなめる。
そして
あまり、アレコレ騒がずに、じっくり、出た症状を治していくことだと言われる。
なかば
呆れている様子だった。
確かにそうだ。
しかし、しかし
驚くなかれー
アスペ夫人は夫の為に心配し、騒いでいるのではないのだ。
自分がいかに夫の身を気づかい、看護してるかを全身で演出しているのだ。
ご主人もそれを知っているが許しているのだ。
ここまでくると「自分大好き」も、ねぇ。
看護師にプチ切れる…!
14:15頃 病室に来たらアスペ夫人がいない
まぁいいかと、ご主人と話をしてると
看護師が新しいインスリン注射器を説明にきたのだ
ご主人に説明を始めた
するとアスペ夫人が表れた。
無言だ!顔は見てないがムッとしてるはずだ。
私が椅子から立ち、アスペ夫人に椅子を勧める。
座りながら看護師に
「14:30からじゃないんですかっ?!」と怒りをあらわにする。
看護師
「少し早めですが・・・」と困った様子だった。
時間にして14:20くらいだろう。
アスペルガーは、数字にきびしいという。
14:30といったら14:30に来ないといけないのだ。
それと、自分をそっちのけで、説明を始めていたことに苛立っている。
看護師はしどろもどろで、アスペ夫人に説明をしている。
その後のアスペ夫人のイライラはつのる
注射器の使い方を指導中、まったく夫のサポートをせず、立ったまま。
仕方ないので、注射できるように私がパジャマをたくしあげたり、裾を押さえたりした。
アスペ監督は外野から「消毒したところわかってるの?」と夫に注意する。
私は指で右腹を差し「このへんですよね」と軽くフォロー。
「評論ばかりする」とご主人に怒られてるのに、また外野から評論?
不思議だけどアスペ夫人は、夫の身体をケアしない。動作として介護しないんです。言葉で言うだけ。
驚愕の事実。
入院して一週間、夫人は風呂も入れてなく身体も吹いていないという!!