自分を正当化するために嘘八百!
栄養指導の続き
栄養士がアスペ夫人に聞く
「昨日は何を食べましたか?」
「入院しました」
「一昨日で結構です。朝は何を食べましたか?」
そのあと、ず~っと考えこんでいる
栄養士が「時間がないので、早くお願いします」と言われる。
アスペ夫人
「朝は、ごはん100g 」
栄養士
「ごはんだけですか?おかずは?」
またアスペ夫人は、考え込んでいる
そして
アスペ夫人
「おかずはタラをソテーして、ピーマンや玉ねぎを、みじん切りにしてサルサソースをかけました。」
「それから、トマトとキュウリをマヨネーズで合えたサラダです。トマトとキュウリは茹でました。飲み物は牛乳100CC」
多分ほとんどは嘘。
というのはタラは二人は食べない。サルサソースも嘘が後でバレた。実際はフレンチドレッシングだった。
栄養士
「サルサソースの味は何ですか?辛いのですか?」
アスペ夫人
「違います。サルサソースではなくフレンチドレッシングでした。家ではフレンチドレッシングをサルサソースと呼んでいるんです」
と、こんな嘘を言う。
この嘘にはビックリ!
そして、後から魚のソテーも、「衣をつけてフライにした」に変えた。
フライも嘘。
なぜならフライは昔からアスペ夫人は作らないからだ。
なぜ答をフライに変えたのか?
腎臓病食は、油でエネルギーをとるため、フライや
衣をつけて多目の油で焼くピカタなどにしたほうかいいと、いろんな人から言われているので、フライを覚えていたのだ。
だから、ソテーからフライに変えたのだ。
それからサラダにマヨネーズは嘘。ご主人はマヨネーズを食べないからだ。
やはり、マヨネーズを使うように指導されていたので、とっさにマヨネーズと答えたのだ。
そして、「トマトとキュウリは茹でた」は嘘。
「トマトとキュウリは水にさらした」が正解である。
アスペ夫人の失敗は
頭で、野菜は「茹でてカリウムを抜く」ということを覚えていたので、とっさに「茹でた」と答えてしまったのである。
普段、水にさらしていないから、水にさらすという言葉がでてこなかったのである。
アスペルガー症候群、自己愛性人格障害は、自分をを正当化するために嘘をつくというが本当だ。
今思うと、アスペ夫人が何を食べたか聞かれたときに、長い時間考えていたのは、「どう答えれば、自分の料理が間違っていなかったかを証明できるか」
ということを考えていたのだ。
腎臓病食は「フライ」「野菜は茹でる」「マヨネーズ」というキーワードを探していて、それにあうレシピを頭で作り上げたのだ。
とにかく、料理指導を受けて、夫のために日々の料理を再考して、改善するところは改善しよう!
という考えは全くなく
自分はいかに腎臓病食を完璧にこなしてきたかを披露したのである。
結果はタンパク質が45gのところ、現状70gということで多すぎ、失敗という結果に。
ご飯は1食200g
おかずは今の量の半分に。おやつも禁止というダメ出しが出てしまい、アスペ夫人が最も嫌う結果になった。
栄養士からは、「きちんと食事療法をしている人は、時々、ごほうびとして普通食を食べている人もいますよ。でも、それは日々、きちっとやっている人です。今は、ご主人の場合は安定するまでがんばりましょう」
と言われた。
これは、退院時に言われたことだし、私も同じ考え方。ネットでも腎臓病の人のブログを見ると、食事の奮闘記も出ている。
普段きっちり守って、月に2~3度外食をするとか、涙ぐましいことが書いてある。
朝、昼をタンパク質を少なくして、夜、「イカ刺しに晩酌」という人もいる。
そんなふうに皆努力しているのだ。このイカ刺しの例をアスペ夫人に言ったら何も反応なく、
後日、アドバイスはやかましいと言われてしまった。