夫の病気に興味なし
人の好意を無にする
人の顔に泥を塗る
などという、あまり歓迎しない言葉があるが
アスペルガー夫人は
そのオンパレードだ
そして、ことあるごとに、傷つくのだ。
●パートナーに皮膚炎ができた
いろんな用事で、パートナー宅を訪れることがある。
アスペルガー夫人と接触しなければならないので、できるだけ行きたくないのだが。
ある日、パートナーの足に湿疹が出来たというので、足を見せてもらったら、すね辺りに赤いブツブツができている。
どうもアスペ夫人は、夫の病気に関心がないようで、ほうってあるようだった。
だからかどうか知らないが、そういったことをパートナーは私に相談する。
この日は丁度病院でもらってきた、痒みを押さえる薬の予備が家にあったので、持参した。
実は、これは痒みの初期なら効くが、炎症が進んでしまうと効かない。
なのに、なぜ持参したのか・・・
理由は、
アスペ夫人に夫の皮膚炎に興味を持って欲しかったからだ。
私が、薬を持って押し掛け、夫の身体を心配している態度を示せば、あわてて皮膚炎に関心を寄せるのではないか?というかすかな期待があっての行為だ。
ピンポンとチャイムを鳴らし、アスペ夫人が出てきた。
私は軟膏を差し出し「これ、家にあった病院からもらった軟膏で、初期なら治ります」と言った。
するとアスペ夫人は
「あら、その薬ならあるわよ!」と私を玄関に立たせたまま、奥に行った。
パートナーも、出てきた。
夫人は手に軟膏を持ってバタバタと戻ってきた。
「ほら、これ、これ、同じものでしょう。この前、クリニックに行ったときにくれたのよ。あるからいいわ・・・」と、私に言った。
さすがにパートナーは、夫人をたしなめるように
「いいから、もらっておきなさい」と言った。
アスペ夫人は、仕方なく受け取った。
帰り際に、パートナーが一言
「ありがとう」と言った。
・・・・・言葉の裏を読めないのがアスペルガー症候群の大きな特徴である。
夫が皮膚炎に不安がっていることを夫人は分からない。
ヒトに関心がないから、夫の皮膚炎なんてどうでもいいのだ。
これが大病なら命に係わる
アスペルガー症候群は脳の病と軽く見てはいけない。
そして、パートナーの命に係わる大事件が起こったのだ。
詳しくは後に。