アスペルガー夫人の考察記

アスペルガーのはてな?なんでだろう?を事実に基づいて綴って行きたい

アスペルガー症候群を越えているのでは?と思う出来事。

7月上旬のアスペ夫人のご主人の急病について、

あまりにもショックだったことがあった。

これは、アスペルガーという枠を越えているのではないか?と思いました。

アスペルガーと言われる
コミュニケーションを取れない
空気を読めない・・・

とかいうレベルではなかった!

どういうことかというと

朝、9:30頃にアスペ夫人から電話があった

珍しいことである

アスペ夫人は「主人が手足が震えて止まらないの!」と、気が動転している様子。

私は、できるだけ落ち着いて受け答えをした。

すると、電話をご主人が代わった。

ご主人は弱々しい声で

「すまないが、家に寄って欲しい」と言う。

私も、気が動転していたが、平静を装っていた。

そして、すぐに支度をして、ご主人の家に向かった。


家に着くと、ご主人がベッドで、手足が震えていて、首から顔から真っ赤になっていた。額に手を当てると高熱だ。

すぐに冷やさないと大変なことになると思い、台所に走る。氷を出す。アスペ夫人は来ない。

他人の家だから、タオルや手拭いの場所がわからない!

やっと棚のタオルを見つけて、氷水で額や首筋を冷す。

アスペ夫人は、冷すことをしないで、体温計で夫の熱を計っていた。

真っ赤な顔、額も熱い!

体温計る前に、冷やせ!と叫びたかった。

そして、アスペ夫人は体温計を見て
「37度3分だわ」と数字を確かめている。

まぁ38度39度はあったと思う。
(後で病院で計ったら38度であった)

そして、何もしないアスペ夫人に

私は、病院に電話するように頼んだが、夫人は、電話がわからない!
カバンの中をずっと探している。

ご主人が何度も入退院し、いまも通っている病院の電話番号かわからないのだ。

通常は、電話番号を手帖に書いたり壁に貼ったりするものだが…。

アスペ夫人は、やっと病院のパンフレットを出したので、代表電話に私が電話した。

緊急で受診してもらえるよに手配した。
受付窓口の人は「住所は何番ですか?」と聞くので、

私は、アスペ夫人に、「番地は?」と聞いた。

しかし、アスペ夫人はボカンとしている。

みかねて

ご主人が、ベッドから弱々しい声で、番地を言った。

その番地を窓口に伝えた。


そして、すぐタクシーを呼んだ。

その間、冷蔵庫から保冷剤とタオルを冷やして袋に入れた。病院に着くまでも冷やさないとならない。

とにかく冷す。

しかし、アスペ夫人は冷すことをしない。

病院に着いて、私が車椅子を探すと、夫人は、えっ?とした顔をしている。

熱のあるフラフラするご主人に車椅子を!とは
考えていない様子。


こんなふうにして、怒濤の緊急受診となった。

待合室でも、夫人は、書類に熱心に目を通しているだけで、ご主人の熱を下げることをしない。


そして、受診を終えて戻ってきたアスペ夫人の一言

「熱は38度だったわ」

急な熱や震えの説明もなにもない・・・。

もちろん「ありがとう」とか「助かりました」みたいなお礼の言葉はありません。

期待もしていないし、慣れてるから良いけど、今回ばかりは寿命が縮まった。

帰る頃には熱も下がり落ち着きを取り戻した。


この夫人の一連の出来事は、アスペルガー症候群という範囲を越えていると思う。

他にも何らかの重い脳の障害があるのではないか?と思ってしまった出来事である。