アスペルガー夫人の考察記

アスペルガーのはてな?なんでだろう?を事実に基づいて綴って行きたい

アスペ夫人の社会勉強その2

上映会の打ち上げの問題!?

何が問題なのかというと

アスペ夫人の打上参加には問題があるのだ。

ええ~っとお思いの方もおられると思いますが

どういうことかというと

今回の上映会は、ご主人の病からの仕事復帰の第一段であり、若い頃に仕事をした会社の上司や部下も応援に駆けつける。

まぁ、ご主人の一斉一代の事業です。

奥さんとしては、ご主人の病気を心配したり、応援してくれた方々への感謝の日でもあります。

特に、今回は映画の許可や映像提供をしてくれた上司が主賓の宴でもあります。

そんな大切な宴会なのです。

打ち上げは、ご主人がお世話になった上司や部下に感謝し、もてなさなければならないのだ。

まぁそれが妻としての役目なのだが、そういった気持ちや責任感はアスペ夫人にはない。

一般的に見ても常識的なことだ。

妻の役目が判っていない。というか自覚がない(笑)のではないか?と思う。

いや、判っていても、

以前夫人は「私は自分が楽しむのは良いが、人を楽しませるのとはしたくない」と公言したのである。

ええ~っ?でしょう!!!

そうなんです、今までも、そういった場面がいくつもあったが、真っ先に宴席に混じり、飲みはじめるのである。

しかも、持ち込み料理での宴会でも、途中、料理が足りなくなっても台所に立たないのだ。おきゃくさんと一緒に飲んでいるのだ!

仕方がないので、いつも、私が料理や酒の塩梅を見ながら台所に立つことになる。

ただ、今回は、今までのイベントや誕生会とは訳が違う。

御礼の場、感謝の宴会なのである。また、何十年ぶりに会う仲間との再会の場である。

妻としては、皆さんに感謝し、もてなす場面である。


しかし、それはしないだろうと、事前に

ご主人に、奥さんがちゃんと接待してくれなければ、宴席に出ないで欲しい。と訴えた。

私は、三ヶ月も四ヶ月も準備をし、上映会当日は、上映やお客様の誘導、展示などでへとへとになってる。

そのうえ、宴会で、私がご主人の仲間を接待するのは相当辛い。だから今回は奥さんが幹事をやって欲しいとご主人に伝えた。

ご主人から、それでは入り口に座らせて、酒や料理を注文させるとのこと。

私は了解した

アスペ夫人は、飲み屋で料理や酒の注文をしたことがない。と言う。だから、注文の仕方がわからないというのだ!

これには驚愕した!

ご主人が入院時、何回か夫人と食事をしたことがある。その時は、普通に注文していた・・・が

料理の注文をしたことがない??
そんな人はいないと思うな。

要するに「自分はお客さんでいたい!」ということのようだ。

そして、宴会。

アスペ夫人は、店に着くなりトイレに入った。

なので、大部遅れて席に着いた。

私はメニューを夫人に差し出して、料理の注文をするよう促した。

すると、、なんと夫人は子供みたいなことをしたのである。

カバンのなかを何かを探しているのだ。どうも眼鏡のようだ。なかなか見つからない・・・風を装っている(笑)

その意図が分かったので私は「ゆっくりでいいですよ」と言った。

しかし、夫人はまだ眼鏡を探している

よつぽど料理の注文するのが嫌なのだろう。

そして夫人は、探しながらご主人に「あなた、注文して」と言ったので

私は「どうぞ、ゆっくりでいいですよ」と言った。

やっと眼鏡をみつけ、ご主人にどれがいい?とか聞いている。

でも、ご主人もアスペ夫人が注文することを約束したので、メニューを一緒に見るものの、アスペ夫人に選ばせていた。



彼女が料理を頼んだのは、蕎麦がきと、蕎麦寿司である!!



蕎麦は、〆で頼むものだが・・・


アスペルガー症候群は、想像力が働かない。

だから、お客様を待たせないように、最初は枝豆や冷奴など、早くくるものを頼み、

そのあとには、刺身や焼き鳥や唐揚げ的なもの。

そして、サラダや御新香などを頼み、最後に蕎麦を頼む・・・。

そういった食べ物の配慮がないのもアスペルガーの特徴である。



ご主人は、以前夫人に「結局自分の食べたいものしか頼まないんじゃないか?」と笑っていた。

ご主人が平気でそういうことも問題なんだけどなぉ。

それで、アツアツのソバがきが来た。
ソバがきと、別皿に揚げ玉と、ネギと、わさびと海苔がついてきた。

ソバがきに薬味をかけて食べるようだ。

しかしアスペ夫人は、お客様に取り分けようとしないので

8人分、皿に小分けにするように夫人に言った。

やり方がわからないらしく、仕方ないので、私がソバがきを皿に取り、醤油をかけたものを夫人に渡し、ネギや揚げ玉などをかけてもらうようにした。

二人で連携作業でソバがきを小分けにすることになった。

まぁあいいけど、普通は一人でそんなことをやるものだ。


そして、アスペ夫人は自分が食べるのが最後になってしまったので、夫人はこう言った。

「熱いものは熱いうちに食べるのが私のポリシーなんだけどなぁ」と不満そうに言った。

ビックリ!!

いつもアスペ夫人は、好きなものを熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べたいので、真っ先に箸をつけるのだ。

ご主人がいても、お客様がいても、先に箸をつけるのだ。

これは、こどもの頃のしつけの問題だな~(笑)というか、自然にみにつくものだが。

旦那が恥をかくだけだからいいけどね。

要するにアスペ夫人は熱いうちに食べたい。
だから、ソバがきを8人分分けるのが嫌だったようだ。

誰よりも先に食べたいのだ!



これは、個人主義の最たるもの。

社会生活は困難な気がした。

ほおっておいたご主人にも問題が、あるんだなぁとつくづく思った。

ふぅ~。