空気が読めない悲しさ
主治医が回診にきた
アスペ夫人が夫がいかに大変かベラベラとしゃべった。早口で何を言ってるかわからない
夫は終止黙っている。
聞こえたのは「主人はヘルペスになった。そして頭が錯乱して心配になった」と訴えている。
すると主治医は
「ヘルペスも副作用のひとつです。錯乱もそうです。いろんな症状が出ますが、慌てないで」とアスペ夫人をたしなめる。
そして
あまり、アレコレ騒がずに、じっくり、出た症状を治していくことだと言われる。
なかば
呆れている様子だった。
確かにそうだ。
しかし、しかし
驚くなかれー
アスペ夫人は夫の為に心配し、騒いでいるのではないのだ。
自分がいかに夫の身を気づかい、看護してるかを全身で演出しているのだ。
ご主人もそれを知っているが許しているのだ。
ここまでくると「自分大好き」も、ねぇ。