アドバイスを拒絶する理由
アスペルガー症候群は、人とのコミュニケーションが難しいと聞く。
どういうことなんだろうと
考えた。
人の欠点を直球で言ってしまい、相手を傷つけてしまう。というのものがある。これにより、周囲の人が去ってしまうというのである。
これは、アスペ夫人から私は何度も体験し、小さいものは、会う度にやられていた。大きいものは2度ほど鬱状態になった。
言葉の裏側が解らない。というのもある。
例えば、友人や職場の人と雑談をするとする
「あそこのケーキ屋さんのケーキ美味しいわよ、1度行ってみて~」
とか
「ゆずで化粧水作るといいんだって♪」
とかの話になる。
するとアスペ夫人の場合は「私が知らないと思って教えているのだ。バカにしてる」と思うようです。
知らないこと、しかも自分にもメリットになる情報を教えてくれたら、嬉しいはず。
こんなことがありました
パートナーの腎臓病食のために、食べ物の話題が増えた。
私がネットで低タンパク質食品を調べたことを話したとき、
「タンパク質って、ヒレよりロースのほうが低いんだって!」
「かぶよりダイコンのほうがタンパク質少ないんだって!」
とか
「野菜を水にさらすと、カリウム減らすことができるんだって」
など話した。
アスペ夫人が、これから腎臓病食で夫の身体を治さなければならない時だったので、少しでも役にたつように伝えたのだ。
そういったアドバイスやサポートがアスペ夫人にとっては
「私が知らないと思って、皆アレコレ云ってくる。ウルサイったらない。」と思うらしい。
これは、先日、韓国料理屋で言われた言葉で、本当に怒りを通り越して脱力感。
誰でも、人をバカにして話すことなんてしないし、見下して話すこともない。
しかし、アスペ夫人の場合は、人から何か言われるのは、プライドが許さないのだろう。
常に自分が一番上で、正しい、全て知ってる。という反応なのである。
そして、それがエスカレートしてしまい、人からアドバイスを受けるのは「出来ない自分が責められている」と思ってしまうこと。
人から「こうやってみたら」とか言われたら、「貴方は出来ないから」と自己否定されたと思うらしいのだ。
厄介な話だし、被害妄想も甚だしい。
夫が入院中に、知人(後にケアワーカーになる人)が、「解らないことは病院に相談し、もろもろ区役所への申請をやっておいたほうがいい」と言われた。
私も「退院してからでは遅いので、早めにやっておいたほうがいい」と助言しました。
しかし、アスペ夫人はまったくやらなかった。要するに「人から言われたこと」は断固としてやらないのだ。
夫が妻を「頑固だ」と言っていたことは、こういうことなんだなと思った。
結局、手続きが遅れたので、3ヶ月近く待つことになった。
知人のアドバイスの通りにやっておけば良かったのに・・・。と思う。
アスペ夫人は、人からのアドバイスを、感謝するのではなく、拒絶する。その歪んだ考えはどこから来るのか?
私だったら、知らないこと、気がつかなかったことを教えてもらったら有りがたいと思うけどなぁ~。